ここでは現在、世界中で猛威を奮う中国発祥の新型コロナウイルスに関して、その専門的除菌業者の選び方を知ってもらうために詳しい解説をおこなっていきます。
新型コロナウイルスに対しては、いまのところまだ有効な治療法が確立していない点が大きな懸念材料となっていますが、とにかく感染をしないための予防というのがもっとも大事なことです。
そこでおすすめしたいのが企業・オフィス・一般家庭・テナントなどに幅広く対応した「新型コロナウイルスの除菌業者」です。
新型コロナウイルスに関しては感染原因・感染経路など判明していない部分が多いものの、やはり除菌作業を依頼するのであれば専門の業者に任せることが一番と言えるでしょう。
しかし、現状では新型コロナウイルスに対しての専門的除菌業者というのは少ない状態です。
そんな中でも効果的・効率的に除菌作業をおこなってくれる業者というのを、ぜひこちらの記事を参考に選んでいってもらいたいと思います。
新型コロナウイルスの除菌業者の選び方
それではさっそく新型コロナウイルスの除菌業者の選び方から見ていきましょう。
まず除菌業者を選ぶ際には当然、価格帯というのを知っていなければなりません。
しかし、新型コロナウイルスに対応した除菌業者というのはまだまだその数が少ない状態のため、ハッキリいって平均的な価格相場というのがない状態です。
そのため、中には悪質な業者が効果の薄い作業だけして利益を搾取するケースもないとは言い切れません。
そこで、ここでは国内における新型コロナウイルス除菌業者として実績のある「一般社団法人日本特殊清掃隊」においての作業価格を参考にしていきたいと思います。
なお、「一般社団法人日本特殊清掃隊」というのは日本の厚生労働省に認められた業者であり、さらにアメリカ疾病予防管理センター(CDC)や世界保健機関(WHO)からも認定を受けている業者です。
国内においては、最大級のクラスター事案となった「ダイヤモンドプリンセス号」の除菌作業を担当しており、その除菌・除染作業においてひとりの追加感染者も出さなかったということからも高い評価を受けています。
この業者を含め複数の優良除菌業者から、その平均的な価格相場というのを見ていこうと思います。
コロナ除菌業者の平均的相場
「一般社団法人日本特殊清掃隊」では新型コロナウイルスの除菌作業に対して3つのプランを用意しています。
一般社団法人日本特殊清掃隊の料金プラン | |
---|---|
ライトプラン | 1,000円/1㎡ |
スタンダードプラン | 3,000円/1㎡ |
パーフェクトプラン | 6,000円/1㎡ |
参考:https://www.tokusyuseisoutai.jp/service/covid19.html#price
ライトプランというのは主に「感染予防」を目的としたプランです。
そのため、休業していた企業やテナントが営業再開する前などに利用すると効果的と言えます。
そしてパーフェクトプランというのは、あのダイヤモンドプリンセス号でもおこなわれた作業内容を実施するといったプランです。
こちらは主に新型コロナウイルスの感染者が出てしまった場所(オフィス・飲食店・マンションなど)の完全な除染作業をおこなうことを目的としています。
中間にスタンダードプランというものもありますが、ライトプランとの違いは机やイス、手すりといった細かい部分を作業内容に含めるかどうかといった点だけです。
自宅・マンションなどであれば、ライトプランでも十分に予防にはなるかと思いますが、心配な方はこちらのスタンダードプランを依頼するといいかもしれないですね。
次に東海地方を中心としたエリアで新型コロナウイルスの除菌作業をおこなっている業者「除菌PRO東海」の作業価格を見てみましょう。
なお、こちらは主にマンションなどの自宅に対しての作業価格となっています。
除菌PRO東海の料金プラン | ||
---|---|---|
アパートマンション | 一戸建て及びメゾネット | |
1LDK/2DK | 35,000円 | 40,000円 |
2LDK/3DK | 50,000円 | 55,000円 |
3LDK/4DK | 65,000円 | 75,000円 |
5LDK/6DK | 105,000円 | 125,000円 |
参考:https://jokinpro.com/ryoukin/
ちなみに、この「除菌PRO東海」は老人ホームなどの施設で新型コロナウイルスの除菌作業をおこなっていて、その実績は確かとされるため参考としてピックアップしています。
また、このほかの業者に関してもおよそ「1㎡あたり1,000円」といった価格を提示しているところが多く、依頼を考える場合は建物の間取りなどから試算をしてみましょう。
次に、新型コロナウイルスの除菌作業をおこなっている業者が使用する薬品などについても見ていきましょう。
コロナ除菌業者が使う薬品など
冒頭でも触れましたが、新型コロナウイルスにはまだまだ分かっていないことがたくさんあります。
そのため、除菌をする際に使う薬品についても日々変化があるというのが現状です。
ただし、すでに分かっている新型コロナウイルスの特性から、大半の業者では以下の薬品を使っています。
<新型コロナウイルスの除菌業者が使用する薬品>
- 次亜塩素酸ナトリウム
- 次亜塩素酸水
「次亜塩素酸」というのはニュースでも取り上げられているため見聞きしたことがある人も多いと思いますが、次亜塩素酸を使った除菌用薬品には2つの種類があります。
1つ目の次亜塩素酸ナトリウムというのは、いわゆる家庭用の「ハイター」などに含まれる成分で、薄めることで除菌用の薬品として使えるとされています。
ただし、ハイターには気化することで身体に有害な成分も入っているため、取り扱う際には非常に慎重な対応が必要です。
それに対して2つ目の次亜塩素酸水というのは、ハイターが含む次亜塩素酸ナトリウムよりも安全に使用することができます。
最近では一般家庭用にも次亜塩素酸水を使った除菌スプレーなどが販売されていますが、やはり建物を丸ごと除菌する際には大量の次亜塩素酸水が必要となります。
こうしたトータルしてのコストや作業・手間などを考えると、オフィスやテナントの除菌をおこなうなら専門の業者に任せた方が楽と言えるでしょう。
なお、家庭用の除菌グッズとしてよく使われるスプレータイプのアルコール(70%以上推奨)などは、大掛かりな除菌作業には使われていないようです。
ちなみに前述の「一般社団法人日本特殊清掃隊」ではさらに専門的な薬品として「加速化過酸化水素」といったものも取り扱っています。
こちらの「加速化過酸化水素」というのはアルコールや次亜塩素酸よりも身体に有害な物質が少なく、最先端の医療現場などでも使用されている薬品です。
「一般社団法人日本特殊清掃隊」では、こういった薬品を散布・塗布することでより殺菌効果を高めているとされています。
次に、そんな新型コロナウイルスの専門的除菌業者に依頼をするときの手順を見ていきましょう。
コロナ除菌業者に依頼するときの手順
自宅やオフィスなどの除菌作業を依頼する際には、事前に以下のことを調べておきましょう。
<依頼をする前に知っておくべきこと>
- 除菌作業をするスペースの広さ(平米数)
- オフィスや部屋などの材質(特に床)
まずはこの2点を最低限知っておかないと除菌作業の依頼というのはできません。
特に床の材質に関してはフローリングなのかカーペットなのかによっても作業価格が変わってくるので注意が必要です。
(多くの業者でカーペット生地の床に対して割り増しの料金を設定)
そして、この2点を把握したら次に除菌業者へ依頼をおこなっていくわけですが、依頼をするスペースにて新型コロナウイルスの感染者が出たかどうかというのも重要なポイントとなってきます。
仮に新型コロナウイルスの感染者が出た場所であるとすると、保健所などの公的機関からの指示も必要となってくるため、感染者がいた場合は速やかに伝えるようにしましょう。
以上の点を踏まえた上で除菌業者に対して連絡をし、作業の日時をスケジューリングすればあとは作業日を待つだけとなります。
(もちろんどの業者も電話・メールでの見積もりが可能)
そして、依頼をする際には実際に新型コロナウイルスの除菌業者がおこなう作業内容というのも知っておくことが大切なので確認しておきましょう。
新型コロナウイルス除菌業者の作業内容
以下に記載する作業内容は、これまでに挙げてきた実績のある業者の作業内容を平均化してまとめたものです。
コロナ除菌作業~準備~
まず作業員が除菌作業をするために必要な、専用の防護服などに着替えるためのスペースを確保します。
この際、確保するスペースは先に除菌がおこなわれ、作業員はそのスペース内のみで着替えをおこなうことになります。
もちろん防護服に着替える前後には作業員に対して次亜塩素酸水のスプレーなどが撒かれ、二次感染がおこらないようにするというのが一般的です。
もし、依頼した業者がこういった作業を怠っているようであれば、そのときに直接理由を聞くようにしましょう。
コロナ除菌作業~清掃内容~
新型コロナウイルスの除菌作業をおこなう場合は高所から始めます。
この際、「一般社団法人日本特殊清掃隊」では事前に高濃度のオゾン発生器を使って作業スペースの洗浄をおこなっています。
これにより、効果的な除菌作業が進むということです。
そして空間を一度洗浄したら天井・壁・机などの順番で拭き上げによる除菌作業をしていき、最後に床の除菌をおこなっていきます。
これは天井や壁といった部分から万が一にも飛沫したウイルスが降りかかり、ウイルスを床に残さないためだそうです。
コロナ除菌作業~仕上げ~
一般的には床までの除菌が完了したら作業終了となりますが、「一般社団法人日本特殊清掃隊」の場合はさらに「バイオ散布」といった作業を最後におこないます。
除菌作業をすると、その空間というのは「すべての菌が死滅した状態」になるわけですが、実はこの状態だと人間にとって良い菌というのもなくなっている状態となります。
そのため、バイオ散布といった工程をおこなうことで、その空間を「正しい菌の状態」に戻すという仕上げの作業をするわけです。
そして、この作業が終わったら最初に用意した着替えスペースにて作業員自体の除菌を完了させ、二次感染リスクを最大限まで抑えるようになっています。
新型コロナウイルス除菌業者を選ぶ際の注意点
続いて新型コロナウイルスの除菌業者を選ぶ際の注意点というのを見ていきましょう。
依頼する際には作業内容を確認する
依頼をする際には前項目で解説した作業内容を参考に、実際におこなう作業内容というのを聞いておきましょう。
これは、業者の中にはアルコールスプレーのような簡易的な薬品を噴霧するだけで作業完了とするようなところもあると報告されているからです。
なお、新型コロナウイルスの除菌作業には拭き上げなどによる清掃行為が必須といわれています。
そのため、作業内容とおおよその完了時間を事前確認することをここではおすすめしています。
コロナウイルス陽性者が出た場合の対処法
コロナウイルス陽性者が出たスペース(オフィスや自宅など)を除菌する際には、まず近くの保健所などに連絡をする必要があります。
そして保健所などの公的機関の検証がおこなわれたあとに除菌業者への依頼をするようにしましょう。
また、陽性反応が確定してはいないもののPCR検査を受けている人間がいる場合は、事前にその旨を除菌業者に伝えることも必須です。
その結果よっては除菌内容なども違ってくるので、こうした注意点も頭に入れておきましょう。
新型コロナウイルス除菌業者おすすめ一例
最後に、新型コロナウイルスの除菌作業を依頼するのにおすすめの業者を紹介しておきたいと思います。
なお、こちらで紹介するのは本文中でもたびたび出てきた「一般社団法人日本特殊清掃隊」の協力会社となっている業者です。
全国の各エリアに業者がいるので、依頼・相談などがあれば連絡をしてください。
一般社団法人日本特殊清掃隊の協力会社 | |
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北海道東北エリア | 株式会社リスクベネフィット |
宮城、茨城、栃木エリア | SWEEPES |
栃木北関東エリア | エヅリン |
千葉、埼玉、東京エリア | エバーグリーン、ほっとアルファー |
神奈川、静岡エリア | 株式会社リスクベネフィット |
愛知東海三県、北陸エリア | 株式会社レリック |
大阪、兵庫関西一円 | 株式会社メモリーズ |
岡山広島、中国四国エリア | 株式会社ラスティック |
福岡、大分九州エリア | 株式会社NICOBIT |
なお、すべての事業所に対する連絡は以下のフリーダイヤル又はメールアドレスまで。
フリーダイヤル | 0120-08-7867 |
メールアドレス | https://www.riskbenefit.co.jp/contact-us/ |
結論
今回は新型コロナウイルスの除菌作業を専門的におこなっている業者の選び方というのを解説してきました。
新型コロナウイルスにはまだ分かっていないことが多いため、素人が下手に作業をするよりも専門の業者にすべてを任せた方が安全・経済的といった考え方ができます。
ぜひ、オフィスや自宅の除菌作業を検討するのであれば、ここで紹介したような実績のある業者を選んでもらいたいと思います。